潮崎シンカーの投げ方・握り方

取得難易度:★★☆☆ 制球力:★★☆☆ 変化度:★★☆☆ 負担度:★★★☆ 総合評価:★★★☆☆
球種タイプ:利き腕方向に沈む球 
投球の目的:空振りを取る、打ち取る

潮崎シンカーって??

3年生の春に練習試合を行なった際に同じサイドスローの相手投手がシンカーを投げており、監督の勧めもあって習得に挑戦したという。そこで握りと手首の角度をカーブの逆にしてみたところ1球目から驚くほど落ちるシンカーが投げられ、楽に三振が取れるようになり、同年夏の大会でチームが決勝まで進む原動力となった。

塩崎は右サイドスローから投げる150km/h近い速球と100km/h前後の球速で50cm近くも沈むシンカー、そして先発転向後、1999年には120km/h台の高速シンカーも習得した。サイドスローのフォームは鹿取義隆や斎藤雅樹を参考にしており、横から投げるためシンカーが浮き上がるようなイメージを作り出していた。

潮崎シンカーの握り方・投げ方・変化

パームボールのように揺れながら浮き上がりフォークボールのようなスピードで落ちる球、と表現している。遅いシンカーはカーブと逆の握りで逆に手首をひねって中指と薬指から抜く独特の投げ方で、軌道もスライダーのようにスッと沈むオーソドックスなものではなく、一度浮かんで沈むようなカーブに近い軌道だった。

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そのため、右に沈むため自身ではシンカーと呼んでいたが、一般的なシンカーとは別の球種だと指摘されることもあった。なお、高速シンカーはストレートに近い握りで、リリースの瞬間に手首を被せるように投げていた。

一回ふわっと浮いたと思ったらいきなり右バッターに対し曲がりながら落ちてゆく。横変化よりも縦変化のほうが大きい変化球で、塩崎のシンカーはあまりの変化で元木がのけぞって逃げて見逃し三振したという逸話が
残っています。

潮崎シンカーのまとめ

国際試合などでは2巡目からシンカーにタイミングを合わされる事がしばしばあり、リリーフとして短いイニングの起用で威力がより発揮された面もあったという。球速の異なるシンカーを用いて相手を翻弄しましょう。