カットボール系の変化球の投げ方・握り方

カットボールとはカット・ファストボールの略で、分類上ではスライダーの仲間となります。スライダーに比べ球速を重視し、変化が少ない変化球の事をカットボールと言います。

ストレートと同じ軌道、ほぼ同じ球速からバッターの手前でボール1個分から2個分程度変化するので、バッターはストレートだと思い振りに行ってしまい、直前の変化によりバットの芯で捉える事が難しくなります。そのため内野ゴロや内野フライに打ち取る事が出来ます。つまり、空振りを狙うのではなく打たせて取る凡打狙いの変化球です。なので球数を減らしたい場合に有効です。

カットボールの握り方はストレートの握りから、全体的に指一本分ボールの外側へずらして握ります。リリースはストレートと同じです。同じ様にリリースすれば、握りが外側にずれた分スライダー回転がかかります。

スライダーの様に手首を外側へ向けれるほど球速が落ち、変化量が大きくなります。カットボールはいかにストレートだと思わせるかが肝心で、変化が大きすぎたり、バッターよりずっと手前で変化して見破られてしまっては有効なカットボールとは言えません。なので変化幅は少ない方が良いのです。自分の求める球速や変化を、調節しながら探しましょう。

カットボール系の変化球の投げ方・握り方<5種類>

カットファストボール(カットボール)の投げ方・握り方

リカットボールの投げ方・握り方

ジャイロカッターの握り方と投げ方

スローカットの投げ方・握り方

縦カットボールの握り方と投げ方