個人の感覚でプレイする野球の時代は終わりました。これからはパフォーマンスを理論で積み上げていく時代です。
プロ野球選手となって、将来活躍したいと思う若者はたくさんいます。しかしいくら本人に優れた資質や精神力があっても、良い指導者と巡り会えなくては、宝の持ち腐れで終わってしまうこともあります。
日本には、野球の指導者に関わる公認資格というものはなく、コーチや監督の個人の経験や感覚に、指導方法が一任されているケースがまだまだあります。しかし海外ではそんな指導方法はもう時代遅れであり、よく言えば選手の自主性を重んじて、悪く表現してしまうと指導者の能力よりも選手個人の自己責任という形で、放任的にトレーニングを行うことが一般的になっています。日本では、未だに精神論やあやふやな表現による指導が一般的になっていますが、これからは指導者になる人もそして選手として上を目指していく人も、理論に則ったトレーニング方法で自分のパフォーマンスを向上させていかなくてはいけないでしょう。
阪神タイガースのトレーニングコーチとして活躍した前田健氏作成のプログラム
このピッチングメカニズム論とは一体どのようなものでしょうか。ピッチングメカニズム論を作成したのは、元阪神タイガース一軍のトレーニングコーチとして活躍をした、前田健氏になります。今メジャーリーガーとして活躍している、前田健太投手ではありません。
前田健氏は、2003年から2004年にかけて阪神タイガースの一軍に帯同し、選手たちのトレーニングの指導を行っていました。2003年といえば阪神タイガースが18年ぶりの優勝を飾り、一大フィーバーを巻き起こした年でもあります。
その阪神タイガースの2003年の躍進に、陰の立役者として前田健氏の姿があったことは言うまでもないでしょう。当時の監督でもあり、その後東北楽天イーグルスを日本一に導いた星野仙一さんも、前田健氏の能力は非常に高いと認めています。数多くのプロ野球関係者、また野球関係者などに前田健氏のコーチ能力は評価されており、まさにプロにも役立つトレーニングメカニズムやピッチングメカニズムをこのDVDで学ぶことができるのです。
あやふやな表現ではなく、具体的なトレーニングを学べる
この前田健氏のピッチングメカニズム論が、これほど評価されている理由は何でしょうか。ピッチングメカニズム論は DVD で12枚セットにもなる非常にボリュームのある商品です。その中では、大変具体的なトレーニングの仕方や体の動かし方などが示されており、感覚ではなく、非常に具体的かつ明快にどうトレーニングして行ったらいいのかということが分かるようになっています。
日本は世界で二番目と言われるほどの野球大国ですが、そんな国でありながらも未だに指導者の指導内容とは例えば個人に沿ったものではなかったり、指導者本人の経験に基づくものがメインになっていたりします。バッティングをする時にアッパースイングがいいのか、ダウンスイングがいいのか左半身に壁を作って打つようにするなど、わかりにくい指導は未だに横行しています。
また、ピッチングをするときも出どころが見えにくい球を投げる、ためるようにして投げるなどのあやふやな表現での指導が今でも多く見られます。 もちろん一流の選手の中にはそういった指導で上達してきた人もいるのでしょうが、それは指導者の能力と言うよりも本人の能力が非常に優れていたからと言えるでしょう。
選手本人の資質にかかわらず、誰でも優れたパフォーマンスを発揮できるように指導していくためには前田健氏のような、理論だったトレーニング指導が必要になってくるのです。
体のメカニズムを知って、ピッチングを改善できる
ピッチングメカニズム論の特に優れたところは、映像と文字を使って非常に分かりやすく説明しながら、自分もそれを見て真似することができるところです。 もちろんこれまでプロ野球の現場なので指導されてきた言葉の中も、実践的な意味のある言葉はたくさんあります。ただしそれが誰でも理解できるわけではありません。
例えば、日本が産んだプロ野球最高のスーパースターと呼ばれた長嶋茂雄氏が、メジャーでも大活躍した松井秀喜氏を指導したときには、とにかくつきっきりでバットスイングだけをさせたそうです。ビュッと打つ、グッと打つなどの指導で大成できたのは、二人の強固な信頼関係とスーパースターだからスーパースターを知る、というところがあったのでしょう。
この例は良くも悪くも特殊なものであり、中々真似できるものではありません。ピッチングメカニズム論の中では、体の回転のさせ方や動かし方を、実際の映像でじっくり見ながら、実践的に学んでなぜいきます。そして、なぜその動きで投球のスピードが上がるのか、などの点についても詳しく説明しています。また投球をする際に必要な筋肉の鍛え方や、柔軟性の身につけ方といったトレーニング方法についても触れているので、効果的に短時間でのトレーニングを行えます。
体を酷使することなく効率的に筋力や自然体を身につけられるので、肩を消耗させることもなく怪我に強い体を作るのにも役立ってくれます。
とにかく17時間以上の大ボリュームの映像で、非常にわかりやすい言葉で表現されているので小学生から、大人まで自分が球のスピードを上げるのに何が必要なのか、自分に向いたピッチングフォームはどんなものか、効果的なトレーニングとはどんなものかというものを学んでいくことができます。投手として一段、二段上を目指していきたいという人にとっては、まさに必携のプログラムと言えるでしょう。
ベースボールパフォーマンスが利用できる特典付き
前田健氏は、阪神タイガース退団した後現在はフリーのコーチとして活躍しています。前田健市が主催をしているベースボールパフォーマンスという指導教室があります。このピッチングメカニズム論を購入した方は、そのベースボールパフォーマンスを利用できる、という特典も付いています。
映像で非常にわかりやすく学べるのがこのピッチングメカニズム論の良いところですが、やはり時には、他の人に自分の投球フォームが正しいのか、きちんとピッチングメカニズム論の内容が身に付いて上達しているのか、という部分を確認してもらった方が良い時もあります。また何か壁に当たって悩んでいる時には、他者の意見に耳を傾けることも必要です。
そんな時に利用できるのがベースボールパフォーマンスです。ベースボールパフォーマンスに行けば、スタッフに色々な相談ができるので悩みを解決しながら、具体的な上達方法を教えてもらうことができます。
映像と人による2段階の指導を受けられるのが、このベースボールメカニズム論の非常に優れたところと言えるでしょう。