投球前には充分にアップを行い、肩を作ることが重要です。そして、投球後はケガの予防のためにしっかりとケアして休ませることが必要です。普段からしっかりとケアを行い、投球後もしっかりと肩を労わらなければ、投手として失格です。
投球後のクールダウン、翌日は休める
投球の後はまずはゆっくりとストレッチやキャッチボールなどをしてクールダウンを行います。可能であれば、肩をマッサージしてもらうとなお良いです。肩、肘に違和感・痛みがあれば回復するまで休ませ、登板当日や投球の翌日には肩をしっかりと休め、練習するなら軽めのものとします。そして次の登板日に万全の状態で試合を迎えられるようにするのが投手としての重要な仕事です。
一昔前まで肩を冷やすことはタブーとさえていましたが、投球後のアイシングは肩にとてもやさしいケアです。アイシングには、アイシング用のサポーターを始め色々なグッズが揃っています。なお、急な痛みの場合は氷を使用して局部的にでも冷やすこと、患部は動かさないことが重要です。
アイシングの効果
投手のアイシングの場合は主に「疲労の除去」が目的となります。まず疲労の除去ですが、 冷やすことで血管が通常より少しだけ広がり、 乳酸を少しでも多く流す効果があります。次に炎症の抑制ですが、炎症の範囲を少しでも狭めるというものです。
アイシングの正しいやり方
まず、「疲労の除去」が目的のアイシングのやり方ですが、 クールダウン後に10~20分間アイシングを行いましょう。練習の合間におこなってはいけません。クールダウン後に出来ない場合は、必ずお風呂に入る前に行うようにしましょう。打撲等のアイシングのやり方ですが、この場合はすぐに10~20分間アイシングし、その後は1~2時間ごとに1回のペースでアイシングをしていきます。
もしも痛みが治まったら
治りきるまでは絶対に投げないようにしましょう。そして治ったと思ったらまずはストレッチから始め、ゆっくり肩をほぐしていきましょう練習していきましょう。痛みが引かない場合や、最初からかなり痛んでいる場合すぐに病院にいきましょう。
肘・肩痛はなぜ起きるのか?
まず、外的要因以外の怪我は肘・肩のモーションが悪いことが要因となることが多いです。 また、投げすぎによる疲労のせいで正確なしたモーションによる投球を維持出来なくなり、痛めてしまうものだと思われます。予防として、きちんとしたフォームを身につけることが必要となるでしょう。また、肩痛についてですが、 これはインナーマッスルの強化で予防できるでしょう。野球肩の原因はインナーマッスルの弱さからくるものが多いとされます。