少し前で言えば五十嵐投手、最近では藤川投手のようにプロ野球のオールスターゲームにはストレート勝負があって、その結果きっちりストレートだけで抑える場面もありますよね。もしかすればストレートが凄かったら変化球はいらないのでは??って思っていませんか?
では、あなたが160kmのストレートが投げることが出来、変化球が投げられないとします。もちろんそうだとすれば草野球では通用するでしょう。しかし、・・・もしも相手がプロの選手だっらストレートだけの投手なんてボコボコに打たれてしまいますよ。
巨人に在籍したマーククルーン投手なんて160kmを超えるストレートを投げていましたが普通にヒットやホームランを打たれていたはずです。なんせストレートにだけ絞ればいいのですから。
変化球は投げれればいいという訳じゃない
変化球は投げれればいい、多ければいいなんて思ってませんか??実際は、リリースやモーションの違いで読まれるとか、あまり変化球が曲がらずよく打たれたりだとか、そう上手くはいきません。しかし、1つきちんと曲がるカーブだけでも習得していれば「次はカーブがくるかも?」といった選択肢をバッターに意識させるでしょう。
それだけでもあなたの投球の幅は広がり今までとは違うピッチングが出来るでしょう。また、速いストレートが投げられないなら、変化球を磨けばそれを補えることも可能になるでしょう。
例え来るとわかっていても打たれないといわれた、佐々木選手や野茂投手のフォークのように、恐ろしい変化量を誇る変化球を習得することはもちろん難しいでしょうし、相手にどの球種がくるかバレればそれだけ打たれやすくなります。
その意味で、変化球を覚える事は相手の選択を増やさせることになります。これはプロでも草野球でも一緒です。あなたも、今ある球種に1つでもきちんと使うことができる変化球を増やすことでさらに投球の幅が広がることでしょう。