変化球・投球の前に気をつけること

かならず「変化球を投げる前」に気をつけて欲しいことは、変化球を使用する際にはきちんとしたモーションを使って投げること。正しい投球法を身につけず我流で投げ続けると負担が重なり故障に繋がります。最初のうちはコーチや友達や親にチェックしてもらいながら練習しましょう。

変化球はオリジナル

変化球の投げ方は人それぞれ、十人十色。ですからこれが正しい投げ方って言える物ではありません。そのためカーブといっても20種類以上は存在します。間違った投げ方でなければその人それぞれの投げ方で問題ありません。

投球フォームによって変わる変化球

オーバースローなど上から振り下ろす投球フォームと、サイドスローなどの横から振り出す投球フォームでは変化球そのものの質がが変わってきます。サイドスローは特に、投球そのものに横回転がかかるわけですから、スライダーなどは異様に曲がったりしますが、フォークなどの変化をかけずに真下に落ちる変化は非常に習得が難しいです。つまり、フォームによって威力が増す、または劣化する変化球があるというわけです。

肩をつくるということ

どんな一流ピッチャーでも、ウォーミングアップをせずにいきなり全力投球などしたら肩に甚大なる負担がかかってしまいます。投球の前にはキャッチボールから徐々に肩慣らしをして、遠投や投球練習を行います。投手になるにはどの守備位置よりもボールを投げるということに特化した身体と肩を作らなければなりません。

また、筋肉というのは適度に動かさないとすぐ衰えてくるものなのでで、時間があれば無理の無い量を投げ込み、休ませることやケアすることを忘れないでください。正しい自分に合ったフォームを身につけ、自分に合った練習法やケアを継続しましょう。

肩や肘を壊すとことを防ぐ

投手であるならば特に普段から肩や肘に気をくばり、無茶な事はしないようにする努力とケアが必要です。投球後や違和感を感じたらすぐに練習をやめて、違和感がある部位は必ず静養して、治ったらまたゆっくりと練習を開始しなければなりません。そして、今までの自分の投球フォームや投げ方になにか問題がなかったかということを再確認しましょう。

変化球の肩にかかる負担

投手はほかの守備位置と異なり、肩を酷使するのでどうしても負担がかかります。変化球をより曲げよう、直球をより速くしようとして無理すると負担は増大します。特に、新しい変化球を習得しようと練習する時は変に肩を使ってしまうことがあるのでなおさら注意が必要です。しっかりとチェックするようにしましょう。
腕のしなり

アーム投法という言葉があり、これは腕と肩の力だけで投げる方法で、肩を痛める投げ方です。もしチェックしてみて腕の力で投げているようでしたら必ず修正を行い、きちんと腕のしな りを使って投げること。これによりケガを抑えるだけでなく、さらなる球質の向上に繋がります。

変化球はねじらない、変化球は指で切る!

例えばカーブを投げるとしましょう。より大きく変化させるには、リリースの瞬間に手首をねじって回転を上げると効率よく変化させることができます。しかし、そのキレのいいカーブは肩や肘などに負担をかけ続けるのです。

負担をかけず、キレがある変化球を投げるには、切るときに回転数を上げるにはすばやくリリースを行うのがいいということです。ひねらずに回転をあげようと思うなら、手首のスナップを効かせつつ、ボールを切るようにして投げましょう。投手としての寿命を長くしたいのであれば「切る変化球」を取得しましょう。

リリース

あまりに不自然なリリースでない限り、あなたのストレートがまっすぐ飛んでいるなら問題ないでしょう。反対に、あなたのストレートがナチュラルにスライダーやシュートをするのであれば、 リリースの形を意識し、矯正していくことが必要になるでしょう。スライダー変化ならまだいいですが、シュート変化を起こしている場合はかならず修正しましょう。
シュート回転を治そう!

フォロースルー

きれいにフォールスローをできればさらによい回転をかけることができます。スタートからフィニッシュまで綺麗なフォームで投球できるよう、鏡などで自身のフォームの最後までをしっかりチェックしましょう。

変化球を投げた後は

投球の後はしっかりと肩のケアを行いましょう。ピッチャーとして登板すれば肩にはかなりの負担がかかります。選手としての寿命を延ばし、ケガを防止するためには、投球後にきちんとしたケアをほどこしましょう。
投球後のケアについて

もしも肩に違和感を覚えたら

投球前、投球後にきっちりとケアしたとしても、やはり何らかの違和感があったり、それが悪化し、故障するといった可能性もあります。違和感を感じたら、すぐに休養するべきです。どのような休養をおこなえばいいのか、投球後の後のケアのページで詳しく紹介しています。