ワンシームファストボールの投げ方・握り方

取得難易度:★☆☆☆ 制球力:★★☆☆ 変化度:★☆☆☆ 負担度:★☆☆☆ 総合評価:★★★☆☆
球種タイプ:利き腕方向へ曲がるストレート 投球の目的:打ち取る、ゴロにする、ゲッツーをとる

ワンシームファストボールって??

2010年に北海道日本ハムファイターズのエースであるダルビッシュ有投手が新魔球を編み出した。
「ワンシーム」とも、「ゼロ・シーム」ともいい、米国大リーグではすでに投げているピッチャーもいるようで、
メジャーではワンシームジャイロともいうようです。ストレートの一種で、昔はよく使われていた直球です。

ストレートよりコントロールがつけやすく、故障しにくい安全な変化球として昔よく使われていました。
縫い目のことでなく「一本の線」=一つのせんがボール上に乗っているようにみえることから、
「ワンシームファスト」と言われるようになりました。

昔巨人エースの沢村栄治さんが決め球である三段ドロップの切れが悪い時、打者をゴロで仕留めるピッチングをしていましたが、このときに使っていたのがこのワンシームファストだとも言われています。

ワンシームファストボールの握り方、投げ方

シームの一本に人差し指と中指をかぶせるようにします。そのままストレートのように投げるだけです。

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ワンシームファストボールの変化

バッターの手元で微妙に利き腕方向に少し曲がります。ストレートの軌道を描きながらバッターの手元で、
わずかに変化するのです。打ち取るのに適した直球です。シームを挟んで投げると打者の手元でも小さく落ちます。
西武の中村選手いわく、変化は右打者にはインコースに投げると膝あたりに落ちるそうで回転は打者には
1回転に見えるようです。

ワンシームファストボールのまとめ

昔使われていたストレートで、現在見ることはほとんどありません。
ですから、使ってみると通用するかもしれませんね。これからのダルビッシュ投手に注目です。