キレのある球を投げる練習方法

球速よりも重要と言われるキレ。キレのある球を投げるにはどうすればよいのか??

●山なりの球は絶対に投げない

遠くに投げる事=球速アップと考えてしまいがちです。そして遠くに投げる為にボールを高く山なりに投げようとしてしまいます。ボールを山なりに投げるにはボールを高い位置で離して投げる事(リリースポイントが早い)になります。つまりボールに力を加える時間は短くなるのでボールに強い回転を与える事が出来なくなります。またボールに力を加える方向が下から上に押し出す形となり強い回転を与える事が難しくなります。

●短い距離でもライナーを投げる

基本は自分の目の高さより低いライナーでキャッチボールを投げます。ライナーで投げる事はボールを低い位置でリリースしなければいけません。低い位置でリリースするには、ボールを長く持たなければいけません。そうすると自然にボールに力を加えている時間が長くなる為強い回転を与える事が出来る様になります。またボールに力を加える方向が上から下になるのでボールを押し出すのでは無く、切る事が出来ます。

●距離は二の次にしたキャッチボールでキレをアップ

身長よりも低い高さで投げられる距離が今の自分の実力です。身長よりも高いボールでしか届かない距離になったらその距離をMAXとしましょう。それ以上離れて投げてもキを出す為の効果はありません。ライナーで投げキレをつけて行く事でこの距離は必ず伸びます。

■山なり時のリリース

①遠くに投げようとして山なり(矢印の方向) に投げるとリリースポイントが早くなる。

②ボールに力を加える方向が下から上向きになってしまう為、縫い目に指を掛ける事が出来る時間が少ない。

③ボールに回転を与えることが出来ない

④回転が少なく弱い為にキレがない

201001010032000

■ライナー時のリリース

①ライナー(身長より低い高さ)で投げると、リリースポイントが低くなる。

②ボールに力を加える方向は上から下向きになり、縫い目に指を掛ける時間を長く取る事が出来る

③ボールに強い回転を与える事が出来る

④回転が多く強いためキレが出る

 

2010010100320002